東京でシニアが賃貸物件を借りる場合の選択肢

東京は日本の首都であり、賃貸物件の数もおそらく日本一の数があるでしょう。そんな環境でも、シニアの方は入居できるところが限られてしまうのが現状です。老後になって借りにくい理由は、まずは金銭面が挙げられます。シニア世代の多くは働いていないので、現役時代の貯えや年金で暮らしています。

そのため、貸す側も支払い能力に不安を感じて貸し渋ってしまうわけです。健康面も一つのリスクとして挙げられます。万が一孤独死でもされてしまえば、後処理に困りますし、物件の価値が下がってしまうので問題です。こうした事情から、シニア世代は賃貸物件をなかなか借りることができないことになります。

ただし、長寿の人が増えていて、高齢者に該当してもまだまだ健康という方も増えている時代です。そうした方の賃貸需要もあるため、最近はシニア世代向けの物件も増えており、東京でも見かける機会が増えています。高齢者向けでも老人ホームのように施設ではなく、アパートやマンションなどの建物です。バリアフリーに配慮された作りであったり、万が一のための相談サポートなどもある点が、一般向けと異なります。

東京は比較的選択肢が多く、他地域に比べれば見つけやすいです。高齢者向けの物件のデメリットは、やや賃料が高くなることです。もし賃料の支払いに余裕がない方は、一般向けを探すしかありません。その場合でも、身元保証をするサービスなどを活用すれば高齢者でも借りられることがあるので、不動産会社に相談してみましょう。