近年、賃貸物件でもバリアフリー化が急速に広まっています。アパートやマンションでは、エントランスから複数の段差があるのが当たり前という時代もありました。しかし、近年ではエントランスから段差なく各室へ入れるタイプも取り扱いされています。バリアフリーの賃貸物件でアパートの場合には、自室の前に駐車場がある構造になっている物件もあります。
駐車場は屋根がついているため、傘をさす必要もありません。買い物の荷物が多い時にも、とても重宝です。また、お子さんのベビーカーを使う場合も、便利に使えます。さらに、賃貸物件のバリアフリーでは、引き戸の開閉にも気を配ったものが設備として備わっています。
勢いよく引き戸を閉めると手を挟む恐れがありますが、引き戸が全開する前に自動でゆっくりと開くので勢いを付ける必要もないわけです。もちろん、玄関から段差もないため、躓くリスクも減らせます。バリアフリーの賃貸物件は、足腰の弱った高齢者だけが求めるものではありません。子育て世帯の方にも毎日の暮らしを快適にしてくれるメリットがあります。
ストレスを感じることのない導線が確保できることで、誰もが暮らしやすい家を実現できるわけです。従来型のバリアフリーではない賃貸物件も確かに多数ありますが、経年劣化によりリフォームが必要になってくる時には、こうした観点を意識した施工を考えるケースも少なくありません。入居者が求める暮らしやすさを意識した物件への希望が集中するようになると考えられ、今後もさらに増加するでしょう。
No comment yet, add your voice below!