サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は自宅とほぼ同じくらい自由度の高い暮らしを送りながら、スタッフによる安否確認や生活相談のサービスを受けることができることが義務付けられた、バリアフリーなどの設備環境が整った住宅です。外出の付き添いや食事の提供、掃除や洗濯などのサポートなど、希望すればいろいろなオプションサービスを受けられます。サービス付き高齢者向け住宅にはおおまかにわけて一般型と介護型の二種類があり、一般型は日常生活である程度のことは自分でできるものの、一人暮らしは心配という介護度が低い高齢者向けの国土交通省が管轄する賃貸住宅です。介護度の低い高齢者を対象としているため、介護度があがると退去させられることもあります。

介護型は特定施設入居者生活介護の指定を受けているため、介護付き有料老人ホームと同等のサービスを受けることができ、看取りの体制が整っている施設もあるのが介護型の特徴です。長期入院などを理由にサービス付き高齢者向け住宅側から一方的に契約を解約できないことになっている等、高齢者が安心して暮らせるように、居住の安定が図られた契約内容になっています。台所や水洗便所、洗面設備や浴室は各部屋に設けているサービス付き高齢者向け住宅がほとんどですが、共用部分にしかない住宅もあるので注意が必要です。自分が住みたいサービス付き高齢者向け住宅を探すには、自治体の住宅都市局住宅部住宅企画課や健康福祉局高齢福祉部介護保険課などで登録住宅の情報を閲覧することができます。